例年だとシーズン終了している11月だけど、今年は延長戦に突入。今年ずっといい思いをさせてもらった戸田の係留船でラストを飾る。これでほんとに2006年の釣りは終了です。

 

11月18日(土) 戸田係留船釣りでFINAL


8時に戸田港に着く。だいぶ日の出が遅くなったもんだ。朝の気温も今までと全然違う。結構な冷え込み。何しろ、空気感が夏とは全然違うんだから。これで釣りしようってんだから、我ながら大したもんだ。

 

毎度おなじみのこの光景。何度来ても飽きないやねえ。ただ、山並みの色がやや赤っぽくなってきているようだ。間違いなく秋から冬の到来を告げている。恐ろしい、誠に恐ろしい現実だ。冬なんかいらない(>_<)

 

実釣開始。釣り座から湾内を眺める。しかし....。釣れない。全く釣れない。アタリもなければ、エサもなくならない。8時半から開始して、9時、10時、11時。ほんとに今日は見事に釣れない。前回は尺アジだイトヨリだと大騒ぎしてたのに....。

 

いきなり沈黙を破り、竿が強烈に引き込まれた!おお! ついに待望の大物!
「え?」
釣り上げてみたら、なんとなんと! ミノカサゴ!!うわわー、とんでもないのを釣ってしまったー。こ...これは触れない。
背びれの猛毒のトゲが不気味に光る。こんなのに刺されたら、そのまま病院行きだ。

 

なんと福本さんまでミノカサを釣り上げる。間髪いれずの連続ヒットだ。ミノカサの連続ヒットというのも珍しいだろな。
福本さんはキープできず、お帰り願う。さよなら。

 

隣りで釣ってた人が変なのを釣り上げた。やたら長い魚で、2メートル以上もあった。
アナゴ? ハモ?
色んな憶測が飛びかったが、福本さんの調べによると、ダイナンウミヘビだとか。やたらと今回は普段お目にかかれない魚が釣れるなあ。真ん中のチューブみたいなのが、そのダイナンウミヘビ。結局これを釣った人、持って帰ったんだろうか?

戸田を囲む山々も、すっかり秋の装い。しかし本日の釣果は実りの秋を通り越して、一気に厳寒の真冬モードだ。ミノカサとウミヘビ騒動のあと、再びパッタリと釣れなくなってしまった。天気も曇ってきて、じっとしているとさすがに肌寒い。暖かければどうということもないが、こう寒くてしかも釣れないとなると、どうしたってモチベーションは下がる一方。
やはりもう釣りのシーズンじゃないんだなあ。やっぱ釣りは、短パンにTシャツにビーサンでやるもんだよ。スキー用の靴下履いて、Gパンの下にさらにタイツ履いて、長袖を5枚も着てやるもんじゃねえ。

 

...と、突然平穏だった福本さんの竿が火を噴いた。あげてみたら、立派なウスバハギ。サイズは33センチ。今回は前回釣った魚は一匹も釣れず、普段お目にかかれない魚ばかり釣れるなあ。

 

午後4時、無念の時間切れである。乗っていた係留船でそのまま港へ帰港。いや~、今回は渋かった。今回でちどり丸は3回目だが、一番の貧果だ。やはり11月はもう釣りするなってことだな。こんなに寒くっちゃー、やる気だってなくなるってもんだ。ま、今回は大好きな戸田で2006年を締めくくりたいと思って来たから、来れただけでも満足だ。ボクも福本さんも普段はお目にかかれない魚を釣ったわけだし。
帰りに女将さんから、キスの干物をもらった。また来年来るよー。