今回はキス天丼をやってみたいと思いましてね。シロギス狙いとしました。年に一回のシロギス釣行です。

今回は初めての船宿。大田区大森にある「まる八丸」さんです。うちから20分とメチャ近いところにあります。ここはアジとシロギスを釣りものにしています。ホームページはココ→http://www.maruhachi.mobi/

出船1時間半前に現地到着。着くやいなや女将さんから「今日は風が収まらなくてね～。シロギス船出ないのよ～」との残念なお言葉。え！　マジっすか！！　天気予報では今日は風収まると聞いてたんだけどな～。木更津沖では13mの風が吹きまくっているそうです。「アジなら陸からの風なので出船できるんだけど、どうしますか？」え？　アジなら出るの？　5秒ほど悩んだけど、シロギスの天丼からアジのハンバーグに変わるだけだから「ま、いっか」とボクはすぐに切り換えたんだけど、シロギス脳できた岩田さんはなかなかアジ脳に切り換えできず。「う～ん、どうしよーかなー」としばし悩みましたが、岩田さんもアジ釣り変更を決断。早速準備にかかります。ですが、肝心の道具は全てシロギス仕様できたため、アジの道具はほとんどありません。でもその辺は女将さんも心得ていて、アジ用の竿もリールもビシ・天秤も全て貸してくれるとのこと。さらに仕掛けも2個用意してくれて、しかも全部無料で。乗船料金もシロギス船の料金（7,800円）でアジ船（8,800円）に乗せてくれるって。いや～、それはありがたい。お言葉に甘えちゃいますぅ～。

いきなり予想外のことが起きましたが、出船も15分早く7時15分に岸払いしました。

最初は川崎新堤沖。ここは思ったほど風も強くない。条件的にも悪くないですね。今日は35度超えの猛暑日の予報。確かに暑いんだけど、風が吹いているから陸にいるほど暑くなかったです。ま、その風があったからシロギスからアジに変わったんだけど。

やや小ぶりながらアジが釣れだします。岩田さんの釣果は船長がホームページ用の写真を撮っていました。

ポツポツ釣れるんだけど、サイズちいさっ！　ちょっと豆サイズですねえ。豆は全てリリースします。

釣果はながく続かず、移動を開始します。いくつか流してみるんですが、どうも釣れません。船中誰も釣れてないんだから、どうしようもない。川崎新堤からつばさ橋、大黒埠頭沖や本牧沖もやってみるんですが、今日はなかなか釣れません。他の船も同様なようで、なかなか一つの所に留まっていられないようです。常宿の中山丸さんも広島屋さんもいたけど、だぶん苦戦したでしょう。

サイズは終日小から中アジまで。尺超えの顔を見ることはできませんでした。でも外道は一回も釣ることはなかったから、そこはよかったかな？

何度目かの移動のあとに来たのは、運河というか水路というか、とてもアジを釣る場所とは思えないところ。え～、こんなところで釣れるの？　しかも船長からの指示棚は上から5ｍ、下から11ｍ。え？　下から11ｍ？？　アジでそんな指示棚あんの？　今日を含めて、アジの指示棚は底から2メートル前後が普通じゃないの？　初めて聞く訳わからない指示棚でホントに釣れるのかなあ？

半信半疑で上から5mの指示棚でやってみたんだけど、なかなかコツがつかめません。普段慣れてない棚に加えて、道具が自分のでないので、1ｍ刻みのラインの色がわかりにくいんですよ。さらに不慣れな右ハンドルのリールだから、難しいのなんのって。でもなんとか10ｍ単位のラインの色が変わるところでアタリを掴んでから、釣果が出始めました。

たまに中アジも混じってきました。

ここにも中山丸さんの船が。だいぶ苦労してやっとここを見つけたようですね。

岩田さんもここで数を伸ばします。なんとなくここが最後のポイントの感じがしたから、他のお客さんもよけいなことせず、釣りに集中しています。

意外や意外、こんなところで釣果が出始めます。ボクもここでやっとツ抜けして、一気に数を伸ばします。4人分のアジハンバーグを作るには最低20匹は必要だからね。手返しを重視して頑張りました。

大森からだいぶ離れてしまったようで、戻るのに30分くらいかかりました。いや～、とりあえずハンバーグに必要な20匹はなんとか確保できました。よかったよかった。

岩田さんの釣果写真は船長撮影。

この日の釣果は早速まる八丸さんのホームページに掲載されていました。岩田さんやったね。