静岡県沼津市戸田で、係留船とボート釣り

毎年恒例のお泊り一泊釣行が今年もやってきた。
このお泊り釣行も今年で5回目。もう20年以上もつきあっている仲間との釣り三昧の2日間は、とてつもなく楽しい旅行だ。
 毎年行く寸前まで岩田さんが仕事で行けるか行けないかで気を揉むことが多いが、今年はそんなこともなく、2年ぶりに4人揃っての釣行となった。例年通り釣果は大したことないけど、今年もホントに楽しかったです♪

はい、それではいつものように沼津市内にあるトージンでエサ類を買って行こう。今回は朝5時に東京を出発して、トージンには6時半に着いた。さすがに平日だけあって、店内はガラガラだった。コマセと沖アミ、それに若干の仕掛けを購入する。

戸田に到着したのは8時20分。ちどり丸の船長はのんびりと地元のおじさん達と談笑中だった。早速荷物をまとめて乗船の準備をする。今日は平日にもかかわらず、先客が3人来ているとのこと。

ミニボートで沖に浮かんでいる係留船まで連れて行ってもらいます。

まずは準備にいそしみます。

昨年の10月以来の戸田の湾内。相変わらず静かでのんびりした港だ。たまに鳴くウグイスの鳴き声が耳に心地いい。

さて、では実釣開始。今年の新兵器はダイワから出している「It's ICV　150L」。カウンター付きで左巻き、しかも一巻き70センチと大口径な優れもの。その優れものは戸田がデビュー戦となった。どうなるかなー。

最初の釣果は岩田さんのシロギス。20センチの良型だ。釣れる時はあっさり釣れるけど、ここ戸田ではそんなに続かないんだな。結局シロギスはこの一匹のみ。第一水深が30メートル以上なるんだから、普通ならシロギスを狙うことはまずないんだけどね。

次にきたのは20センチちょっとのマダイ。いつも釣れてしまうコマダイトマコマイだ。この倍くらい欲しいよなー。

関東まで梅雨入りしたわけだけど、今日の天気はすこぶる上々。よすぎてみんな日焼けしてしまった。でもこの戸田の深い緑の中でやる釣りはいつもながら清々しい。

岩田さんはトラギスだか何だかわからない外道をせっせと釣っているし。

結局まともな釣果はボクのアジ1匹のみで納竿の時間（あれ？　福本と島田の写真がないや）。いつもならこのあとはお風呂に入って家に帰るんだけど、何と言っても今回はお泊まり釣行。釣りはまだまだ続くんですよー。

今回の宿は戸田湾内で御浜の近くにある「旅館みはま」さんにした。じゃらんの口コミで夕食の評価が5点満点中4.9点とかなり高い評価だったから。加えて、宿の前に桟橋があって夜釣りや朝もすぐ目の前で釣りができること。さらに、ボートも所有していて翌日無料で借りられることなどなど、釣りをするボクらにとってとても魅力的な条件が目白押しだったのが決め手となった。

宿の前から撮影した写真。ホントに目の前が海でロケーションは抜群。天気がよければ目の前に富士山も拝めるらしい。左の写真が宿所有の桟橋。ここで夜と朝釣りができる。

何はなくとも、アオリの産卵は見れなくてもまずは風呂！　潮と汗にまみれた体をさっぱりしよう。ここの宿はもちろん温泉なんだけど、どうやら小土肥から引き湯しているとか。戸田にも温泉があるのに小土肥からお湯を引いてるんだね。なんででっしゃろ？

こっちが露天風呂。露天風呂は大人2人くらいまでかな？　でもお湯の温度は露天風呂の方が気持ちよかった。21時からは貸し切りができるそうだから、入るなら貸切がいいね。最もこの日は客はボクらだけだったから、好きな時間に入れたけど。明るいうちから入る温泉は本当に極楽気分だ(＾＾)

これが露天風呂からの眺め。いや～、素晴らしいっ！　実に素晴らしい！　絶景ですなー。海から吹く風も心地いい。実にしびれる眺めであります。思わずスッポンポンのままで仁王立ちして眺めてしまったよ。

これが今晩のメシ。すっげーーー、このメシ。4人で見た瞬間「うわ～～～」と感嘆の叫びをあげてしまったくらい。まさに絢爛豪華な海の幸のてんこ盛り。じゃらんの口コミに偽りはなかった。さすが4.9点。とにかくボリュームが凄い。4人で顔見合わせて、食べる前から「これ、全部食えるかな？」と心配したくらいなんだから。写真もでかくしてあります。よくご覧ください。

トドメが金目鯛の煮付け。これがしびれた。それがでちゃったらご飯も欲しくなるじゃん。おかずだけで全部食えるかなと不安になったのに、さらにご飯もだからさ。これは堪えた。煮付けと言えばカレイの煮付けまであったんだけど、このカレイの煮付けがまだ絶品！！　カレイだけでご飯一膳食えちゃうもんね。ちょっと食い過ぎ～。ダイエットの真っ最中なのにな～。今日だけは忘れよう。

夜が明けた。昨夜は11時半に就寝。相当疲れているはずなのに、朝5時にはアラームもないのに目が覚めてしまった。釣りがかかっていると朝5時でも起きれる。我ながら大したものというか、恐ろしい。でも早朝の戸田の海も気持ちいいねえ。静かな桟橋桟橋で朝釣り。福本さんと岩田さんはカサゴ狙い。ボクは夕べに引き続きアオリイカ狙い。

岩田さんはベラ。福本さんはカサゴをゲットした。カサゴは20センチの良型だ。やっぱしここにもカサゴはいたんだね。ボクのアオリ狙いは今朝も不発。なかなか難しいもんだなー。でも仕掛けとかはばっちり覚えたから、また機会があったらやってみよう。

部屋に戻って朝食を食べた。部屋でくつろぎながら、戸田の海を眺める。いや～、やっぱしここの海は何回来ても癒されるやね～。10時前にチェックアウトして、本日のボート釣りにかかる。

戸田のボート釣りは、浮かんでいるブイに係留させてもらって釣るスタイル。なんせここの海は深いからね。アンカーなんか落としてらんない。場所は宿の桟橋から5分ほどのブイ。

島田さんはボート釣り初挑戦。岩田さんは数年前の木負以来だ。しっかし岩田さんはボート漕ぎヘタ過ぎ。桟橋に戻るってのに外海に向かおうとするし、同じところを何回もグルグル回ろうとするし。こいつに漕がせたら一日待っても桟橋に着けないな。ちっとは練習せい(-"- )

波の静かな湾内だから、ボート釣りものんびりとしたもん。裏山から聞こえるウグイスの声に心も癒される。ついでに釣果にも癒されたい。

しばらくは例によってネンブツダイの猛攻に遭うが、福本さんにアジがキターーー。26センチの中アジ。ナイスサイズ。

島田さん唯一のショットはチビカサゴ。う～ん、これは小さい。今回島田さんは残念ながら過去最少の釣果になってしまった。この島田さんのなんとも冴えない顔は笑える・・・(＾＾)

ばっちり4時まで釣っていたボクらもいよいよ撤収。ご主人や女将さん達に挨拶をして引き揚げることとする。でも今回この旅館にして本当に楽しかった。まさに釣り三昧の2日間だった。一日目が約10時間、二日目が約9時間。合計約19時間も釣りをしていた計算になる。係留船やボートに加えて、ここの宿しか持っていない桟橋を使っての夜釣りに朝釣りができたから。宿の人も親切でボクらのわがままも色々聞いてくれたし、お風呂は気持ちいいし、食事はメチャうまかったし。マジでここの旅館気に入ってしまった。今度はぜひ秋の回遊魚シーズンに来てみよう。その時もここに泊まりたい。

ではいつものように、帰り際に「壱の湯」に寄ってきれいさっぱりしていこう。気持ちいい温泉です♪

島田さんのたっての希望で、沼津の「丸天」で食事をしていくことにする。相変わらずの激混みだったけど、20分も待たずに入ることができた。

岩田さんは金目鯛の煮付け定食。島田さんは刺身丼（って言ったかな？）。両方ともうまそう。ボクと福本さんはフライ盛り合わせ定食。写真撮る前に食ってしまった(^^ゞ