2021年3月26日(金)~27日(土)

群馬県 八ッ場ダムと嬬恋村キャベツ畑ウォーキング

3/26(金)1日目 八ッ場ダムコース 約23,396歩

3/27(土)2日目 嬬恋村キャベツ畑コース  約31,849歩

匿名Rockさんと

3月26日(金)

八ッ場ダムコース


昨年2月に実施した初のお泊まりウォーキングから一年。今年もやりたかったんだけど、コロナ禍の影響で緊急事態宣言も出ていてなかなか行くことができず。やっと宣言が解除されたので、「マスク着用」「密にならない」「アルコール消毒と手洗い」の徹底という、いつも自分達がやっていることを引き続き継続してウォーキングしてきました。

 

1日目は以前国と群馬県が作る止めるで大騒ぎになった「八ッ場ダム」を周回するコースです。まずはダム近くにあるうどん屋さんでランチ。

匿名Rockさんは「野菜天のぶっかけうどん」、ボクは「肉汁たらいうどん」にします。太麺でコシがあってなかなか美味でした。天ぷらもカラっと揚がっていてとてもおいしかったです。

 

さあ、ではウォーキング開始。八ッ場ダムに沿って歩きます。天気はすごくいいんだけど、雪山から吹き降りて来る風はまだ全然つべたい。麓では桜も咲き始めているんだけど、この辺の風は刃物のように切れる寒さが残っています。

 

大きな橋が何本もかかっています。どの橋も立派な作りです。道路は全て歩道があるので歩きやすいです。快調に歩けます。

 

橋の案内板。ここが「観光地」であることを盛んにアピールしているように見えますね。

 

谷底から移築された感じの「JR川原湯温泉駅」と神社。

 

歩いていて思ったのは、とにかく街がきれい。道路や家や建物は全て新品ピカピカ。どこもきれいです。そもそも国がダムを作ると言ったり止めると言ったりとで、ここの地元の人達はその時の国や政府に振り回されっぱなしだったんでしょう。苦労なんて一言では片付けられないご苦労があったと容易に想像できます。このきれいな街はせめてもの償いでしょうか? ま、国もやると言った以上国家のメンツがかかっているからね。

 

ダムを渡る橋からの眺め。何年か前まではこの下にも街があったんだよねえ。今は使われることのない湖に消えていく道路が所々あったりして、ダムに消えた街を思い起こしてくれます。

 

バンジージャンプ!! この橋の上から飛び降りるそうです。夏だけの期間限定かしら? あんましバンジージャンプは好きじゃないんだけど、下が湖だったらできるかな?

 

本日のウォーキング終わり。駐車場に戻ってきました。近くに「やんば見放台」という展望台があるみたいだから寄っていきましょう。

 

おお、高台に上がるとより迫力がありますね。

 

最近の観光地ってなにかとこういう鐘があるよね。「水神の鐘」だそうです。よくある「この鐘を二人で鳴らすと結ばれる」なんてのとは違うんだろうけど…。またこういうのがあると鳴らしたくなるのが人情ってもんです。もちろん鳴らしましたけどね…(^^;

さあ、ではウォーキングも終わったから今夜の宿に行きましょうか。今日は何と言ってもお泊まりですから(^^)

 

今夜のお宿は、群馬県中之条町にある「光山荘」という山奥の旅館。草津温泉の東側「尻焼温泉」にある小さな温泉宿です。

 

なんと! 今日のお客はボクらだけ。貸し切りです。ラッキー!!

 

角部屋で川に面した部屋に通されました。昔ながらの落ち着いた和室ですね。広さも十分です。

 

部屋からの眺め。静かで落ち着いた雰囲気です。川のせせらぎも聞こえてきて、たまにカエルの鳴き声も聞こえてきます。岩が赤茶けているのは、温泉の成分の影響です。

 

令和の時代にはもう見られなくなった2点。部屋の下げ札と黒電話。これはどちらも最近トンと見なくなりましたね。「歓迎〇〇様」なんてなんか懐かしいです。そして黒電話。もちろんダイヤル式ですよ。いや~~~、懐かしいっ! 昔はこの写真のように下のカバーだけじゃなくて、受話器と本体にもカバーをかけていたよね。そして妙に重い…(^^;

では昭和に浸ったところで、待望のお風呂にも浸りましょうか。今回のお風呂はちょっと特別なんですよ。

 

旅館のお風呂には行かず、外に出て近くを流れる「長笹沢川」に向かいます。川の水を堰き止めてあるところに温泉が湧いていて、ここがお風呂。天然の川の大露天風呂です。小さく見えますが何人かすでに入っていますね。結構広いんです。実はここのお風呂に来たかったんです。

 

湯気が立っているのが分かるでしょうか? 写真の右側がつべたい真水で、左側が温泉になっています。上流の水を迂回させて入ってこないようにさせているので、堰き止められたところは温かいお湯になっているんです。「尻焼温泉」の名前の通り、川底から熱いお湯がそこらじゅうから湧いていてお尻が焼けるほど熱いんです。

 

下はゴロゴロとした石と砂。普通の川ですから当然脱衣所なんかありませんよ。一目も憚らずスッポンポンになって入ります。岩には藻も茂っていて滑りやすいからちょっと注意が必要です。

 

ぐわ~~~~、気持ちいい~~~。あったか~~~い! 温泉だ~、天然100%の温泉だわ~。ずっと前からここに来たかったんですよー。やっと念願叶いました(^^)

 

あちこちで湯煙が上がっています。循環、塩素消毒なし、100%掛け流しのこれぞまさにド天然温泉です。いや~、最高です!

 

川のお風呂で十分満足できたんだけど、せっかくだから宿のお風呂にも入ろう。こちらも100%掛け流しの温泉で檜風呂です。結構熱いです。

 

うちら以外誰もいないので、水でガンガン薄めて入りました。そうしないと入れないですから…(^^;

 

夕食の時間になりました。11時にうどんを食べたきりだから、お腹すきすぎです。がっつりいただこう。

宿の夕食は素朴な田舎料理というんでしょうか? 派手さはないけどなんとなく昔懐かしい昭和な食事です。最初に全部出てくるのではなくて、一品一品供されるから全てがあたたかいままいただけます。それがいいよねえ。

 

天ぷらはもちろん揚げたてで、塩でいただきます。塩で食べさせるってことは自信のある証拠でしょうか? サクっとした歯ごたえでメッチャうまかったです。写真を撮り忘れてしまったんだけど、舞茸ご飯がうまかったです。ゴマの風味の効いた絶妙なおいしさでした。あ~、すぐ食らいつくんじゃなくてちゃんと写真撮らないとなあ。

 

夜、もう一回川のお風呂に入りにいきました。外灯もないところなので、ほとんど写真に写っていません(^^; 懐中電灯の灯りでなんとか撮れたくらいです。

 

夜のお風呂も最高です。雰囲気は昼よりいいかも。星空を眺めながらの露天風呂というのはなんと贅沢なんでしょうか。

当たり前だけど昼間より寒いので体が温まるのに時間がかかるから、川の脇にある掘っ立て小屋のお風呂に入ってしっかりあったまっていこう。ここは一応人が作ったお風呂なので、周りもしっかり囲まれていてちゃんとしたお風呂になっています。川のお風呂を何度も写真撮ってみるんだけど、湯気がすごくてね。写真のように真っ白になってしまいます。

きっちり歩いて運動して、おいしいもの食べて、そして天然温泉入ってと、なんとも贅沢な1日目でした。

 

これが本日のウォーキングコースです。八ッ場ダムを8の字のカタチで東西に歩きました。

 

ウォーキング距離 16.89㎞

3月27日(土)

嬬恋キャベツ畑コース


朝です。夕べは12時前に寝てしまったので睡眠たっぷりです。匿名Rockさんは5時半に目が覚めてしまって付近を散歩までしてきたそうです。もうジジイだね。

 

朝日の日差しが眩しい明るい食堂で朝食をいただきます。これも田舎の朝食って感じがステキです。

 

だし巻きタマゴとか刺身こんにゃくとかね、ひとつひとつがホントにおいしいんですよ。その全てが温かいしね。そりゃ朝からがっつり喰らいますわね。

ちなみに夕べはうちらの貸し切りでしたが、今夜と明日は満室だそうです。人気ありますね。でも今のコロナ対策で、10室あるうちの半分だけの部屋を使っているんだとか。早く元の状態に戻ってもらいたいですね。

 

10時に宿をチェックアウト。出発前に川のお風呂を見ていこう。もう人が入っているよ。ざっと数えて15人くらい? 昨日より多くね? 朝から結構な人出です。土曜日の今夜は激混みかしら? 平日に来てよかったー。

では2日目のウォーキングに向かいましょうか。

 

尻焼温泉から約1時間かけて、嬬恋村まで走ります。ウォーキング終わってすぐお風呂に入りたいから、日帰り温泉「つつじの湯」に車を停めます。ここは20年以上前にスキーの帰りに立ち寄ったことがあります。

11時ちょっと過ぎ。ウォーキングを開始。予定していたコースを歩き始めたんですが、一昨年の台風の影響で道路が欠損していてちょうどその工事中らしく、車は通行止めでした。こりゃすいてていいわいとガラガラの国道を歩き始めたんですが、なんと歩行者もダメ。途中まで行って引き返すことになってしまいました。ありゃりゃ、これじゃ当初考えていたコースが全然使えない。やむなく戻って、スマホのグーグルマップを見ながら歩くことにしましょう。

 

浅間山に向ってウォーキング開始。なだらかな登り坂を上がっていきます。

 

広い! とにかく広いんです。空も広いし人とすれ違うこともないのよ。

 

ここが「日本一のキャベツ畑」と呼ばれているところ。まだ作付け前だから何もないけどね。目の前には雪を被った浅間山、後ろには四阿山が眺めます。とにかくだだっぴろくて畑以外なにもありません。まるで北海道の美瑛を見ているような感じ。ただまだ春になってないから景色は茶色なのが残念なところです。ここは緑溢れる季節にもう一回来ないといけませんね。

 

こんな景色なんてちょっと北海道ぽくないですか?

 

雪解けの進む浅間山も実に雄大です。この広大な畑を歩いている間、ついに一人の人とも出会うことがありませんでした。あ、軽トラに乗った地元のじいちゃんから道を聞かれたな。「〇〇峠はどっち行ったらいいのかの?」って。おいおい、うちらに聞かないでよ。知るわけないじゃんか(^^;

 

当初2日目は17㎞くらい歩く予定だったんだけど、通行止めの影響を受けてコース変更したおかげで、歩く距離が分からなくなってしまいました。グーグルマップを見ながら歩いたんだけど距離までは分からない。別のアプリで距離を見たらどうやら20㎞を軽く超えそうな雰囲気…。どうりで疲労度がハンパないわけです。下り坂になって小走りに一気に下ります。もう足もパンパンですから…。もうお風呂いこお風呂。

 

ウォーキング距離初の20㎞超え…。前回のウォーキングで過去の記録を更新した長瀞寄居コースをさらに更新してしまいました。あと3㎞で自己記録に並ぶほど。

 

標高はなんと高いこと。ここでは1288mと出ていますが、その前に測っていた1303mが最高地点でした。1303mって、秩父の武甲山と1mしか違わないのよ。武甲山のテッペンまで行ったのと同じ高さを歩いたわけです。

 

 

 

本日のウォーキング距離 22.26㎞

さすがにもうヘトヘト…。なだれ込むようにお風呂に向かいます。

 

ぐわ~~~、ぎもぢいい~~~。温度もちょうどいい湯加減。たまらん…。足をマッサージして疲れをほぐそう。まさか22㎞も歩くことになるとは思いませんでした。すごい距離を歩きました。でも達成感は十分感じることができましたね。今回のウォーキング、体も頭の中もお腹の中も十分満足することができました。今度はキャベツだらけになる時期に来ます。